船で国内の港から港へ貨物を運ぶのが「内航海運」です。日本では昔から「北前船」などの船による物資輸送が盛んに行われ、今日では6,000隻余りの内航船が港と港を網の目のように結んでいます。国内貨物の主な輸送機関は、内航海運のほかにトラック、鉄道がありますが、内航海運は、貨物輸送の約4割を担っており、大変重要な役割を果たしています。 内航海運で運ぶ主な貨物には、鉄鋼製品、セメント、石灰石、穀物飼料、紙、自動車、砂利、日用雑貨、食糧、石油製品、LPガス、石油化学製品等が挙げられますが、変わったところでは、新幹線や地下鉄の車両、大型プラント、建設用機器、工業用水といったものもあります。(参照:海のお仕事.com)
モーダルシフトとは、トラックによる幹線貨物輸送を、「地球に優しく、大量輸送が可能な海運または鉄道に転換」することをいいます。近年、世界的な規模で省エネルギー・CO2削減が大きな課題になっており、国内の貨物輸送でもエネルギー効率のよい輸送が問われています。運輸省ではCO2削減に向けてさまざまな取り組みを行っていますが、その一つがモーダルシフト(Modalshift)です。
地球温暖化に影響があるといわれている二酸化炭素(CO2)の排出量。内航海運は、トラックの約5分の1
港から港まで一度に運ぶ労力は、トラック輸送の約26分の1(1600トンの荷物を運ぶ場合)
内航海運は、1トンの貨物を1km運ぶのに必要とするエネルギー消費量が営業用貨物車の約1/6
- ラルフ・ワルド・エマーソン(アメリカ合衆国の思想家、哲学者)
- ラビンドラナート・タゴール(インドの詩人 、思想家)
- マザー・テレサ(修道女)